新築する時の注意点!!シロアリの対策は建てる前から!

 

新築する時の注意点|シロアリ対策

 


これからお家を新築される方、間取りや住宅設備などハウスメーカーさんとの打合せや、土地や建物の登記の関係では司法書士の先生や不動産屋さんと、そして資金繰りのお話では銀行などの金融機関と、やること、考えることが盛沢山で大変かと思います。

しかしその考えることの中に、お家のシロアリのこともちょっと気にされておくと良いと思います。

私も自宅を建てる前には全く気にしていなかったのですが、シロアリの対策というのは、建てた後よりも建てる前からやっておく方が、結果的にシロアリに侵されるリスクが低くなり、かけるお金も少なくて済みます。

簡単にシロアリの生態を踏まえながら、その具体的な方法を順を追ってご説明していきます。

シロアリの生態を踏まえるのは、具体的な対策方法をご説明した時に、なぜそのような対策が必要なのか?が理解しやすくなるからです。

 

 

新築時にできるシロアリ対策

最近、新築される場合はお家の基礎の部分が、ベタ基礎といわれる仕様が主流ですので、恐らく大半の方はベタ基礎で建てられるかと思います。
<ベタ基礎とは>
ベタ基礎とはお家を建てる際の土地の上に、家屋が乗る部分全域にコンクリートを広く敷き詰める方法です。
耐震強度などのメリットにより採用されています。
※ちなみにベタ基礎に対して、以前の主流だったのが、布基礎という仕様で、こちらは家屋が乗る部分の枠(外周)だけにコンクリを打って、布基礎の内側部分は、もとの土のままです。

その前にシロアリが発生する原因とシロアリの種類をそれぞれ2つずつご紹介しておきます。

 

<シロアリ発生の原因>

①ご自分の土地の土中にもともとシロアリがいる。

②もともと居なかったが、よそから羽アリが飛来してきた。

が挙げられますが、しかし②の可能性は極めて低いです。
5月~7月くらいによく羽アリが飛びますが、あれは繁殖目的ではなく、巣の中に入りきらないほどのシロアリの数になった場合、羽アリとして外に出すのです。
(エレベーターの重量オーバーと同じですね^^)
ですので、①のようにもともと土中に居なければ、ヤマトシロアリ(詳細は下記)に関しては、そのお宅では今後も発生しない可能性が高いです。

 

 

<シロアリの種類>

日本国内では現在、ヤマトシロアリとイエシロアリという2種類が主な対象です。
ヤマトシロアリは国内全域にて生息が見られますが、イエシロアリは寒さに弱いため、概ね東海地方より南の方に生息しています。(もちろん厳密にはもっと細かいですが)
しかし家屋への被害が大きく、また駆除、予防が難しいのは断然イエシロアリです。
イエシロアリはその集団の規模が、ヤマトシロアリのおよそ100倍というレベルですので、加害する規模(家屋などの被害額)も桁違いというわけです。

 

※当サイトの対象エリアにはイエシロアリは、ほぼゼロですので対象はヤマトシロアリのみになります。
(これは予防や対策をする上で非常にありがたいことです。)
よって予防や対策はヤマトシロアリに特化して記載していきます。

 

そして話を戻しますが、ベタ基礎の場合、実はそれだけで布基礎に比べてシロアリ予防の効果は高いです。
どういうことかと言うと、先述のとおりシロアリというのはもともと土の中に生息していますが、新築などのように地面に大きな刺激が加わると、それまで地中で大人しく生活していたシロアリの産卵や活動等が活発になり、急速にシロアリの数が増えます。
そして地中から地上に上がってくる時に、ベタ基礎にぶつかります。

 

ここで新築前にやっていただきたいのが、ベタ基礎を打つ前の地面(土壌)に、土壌用のシロアリ防除薬剤を散布をすることです。
土壌の表層部分に、もし薬剤の層があれば、ここでシロアリの集団が死滅する可能性が高くなります。
仮に死滅に至らなくても、薬剤によって何割かのシロアリが死にますので、それを知った他のシロアリ達は、もうそこには近づきませんし、他のところの表層部分に行きついてもまた同じことが起こり、結果的に地上に上がって来られない可能性が高くなります。

 

話を戻しますが、これが布基礎であれば布基礎にぶつかって、そのまま床下に上がってきますが、ベタ基礎の場合はコンクリ―トで閉ざされていますので、床下には簡単には上がれません。
するとベタ基礎の底部分に沿って外周に出て来るか、基礎の水抜きの穴や、配管などを通すためにコンクリートに開けられた穴に行きつき、次は基礎の外側や内側に蟻道という土で固められたトンネルを作りながら、床下内に侵入してきます。

 

そして上記赤線部について、お家を建てるにはガス管やら排水管、給水管などさまざまな配管を通さなければなりません。
ここで新築時にご注意いただきたいのが、これらの配管を開ける際には、必ずベタ基礎の底面ではなく、側面に開けるようにハウスメーカーさんに依頼いただきたいと思います。
なぜ側面かと言いますと、土中から上がってきて側面から侵入されても、我々が外から見てすぐに蟻道の有無を確認でかるからです。
要はシロアリの出現や侵入に気付くことができる構造が肝要なのです。

ベタ基礎は布基礎に比べて、シロアリにとって、これだけの手間をかけなければ床下に侵入できないので、ベタ基礎が既にシロアリ対策の一助となっているのです。
ですので、せっかくの防御壁の底面に穴が開いていると、そこから侵入される可能性が非常に高くなるため、配管類の穴は側面に開けるようにして下さいね。

そして最後に、ベタ基礎で一番シロアリに侵入されやすいポイントが、玄関ポーチ勝手口などの階段部分です。
この部分がなぜシロアリに侵入されやすいかと言うと、大体この部分はベタ基礎と一体になっていないケースが多いです。
※下の写真参照。地中から上がって来たシロアリは矢印の部分の隙間から基礎外周に上がり、外壁との隙間などや、側面の配管の穴などがちょうどそこにあれば、そこから床下に侵入します。

すると、下の(絵心が欠如した)図の2番目がベタ基礎になりますが、玄関のコンクリ部分とベタ基礎が一体化しておらず、玄関の階段のコンクリートの中身は、土が詰まっていますので、土中から上がってきたシロアリは外部に露出することなく、ベタ基礎外周と玄関階段の中の間を通って、玄関ドア枠の中の木部に到達します。
この仕様のお宅で侵入されたら、その下の玄関内の写真の赤マル部分に、数mm~1cmほどの穴がボコボコと開いたり、その小さい穴から土がボロボロと出て来たりします。(この写真は食害を受けていません)

そのように食害を受けてから、気付くことになります。(ヤマトシロアリであれば被害としては大したことありませんが)

 

ですのでこのように食害を受けないために、新築時からやって頂きたいのが、玄関階段部分をベタ基礎と一体化にするということです。
建築屋さんによってはオススメされないかも知れませんが、これは有効な対策ですので、是非お願いして下さい。
もしも何らかの理由により難しいのであれば、上の写真のように後付け作製する時に、必ず土の部分に土壌用のシロアリ防除剤を散布して含ませてあげて下さい。
これで最も警戒すべき最初の5年の対策にはなります。

 

新築時の注意点|シロアリ対策のまとめ

<新築時の注意点|シロアリ対策のまとめ>

 

前章までのように、解説を加えながら長々とご説明してきましたが、やって頂きたいことは、以下のとおりです。

①ベタ基礎を採用する。

②ベタ基礎を打つ前に、土壌に薬剤を散布する。

③玄関ポーチの階段や勝手口の階段などは、ベタ基礎と一体化させる。
(無理であれば、階段を作る時に中の土に薬剤を散布する)

④基礎に配管などの穴を開ける際は、底面ではなく側面に開ける。

 

以上が新築時にできること、やって頂きたいことです。
基礎が完成して土台、根太、大引などの木材を組み始めたら、今度はそこに木材用のシロアリ防除の薬剤を散布します。

 

これは一応建築に関する法律で決まっていますが、先述のような土壌への薬剤散布は義務付けられていませんし、建築屋さんやハウスメーカーさんもそこまでの知識がある方は稀です。

どうか、本当の意味での安心安全なお家を作るために、お役立てください。

 

※本サイトは以下の地域を念頭において記載しています。
また下記の地域は、概ねイエシロアリの心配をしなくてもいい地域です。幸いなことに。

【愛知県】
名古屋市千種区、名古屋市東区、名古屋市北区、名古屋市西区、名古屋市中村区、名古屋市中区、名古屋市昭和区、名古屋市瑞穂区、名古屋市熱田区、名古屋市中川区、名古屋市港区、名古屋市南区、名古屋市守山区、名古屋市緑区、名古屋市名東区、名古屋市天白区、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、津島市、犬山市、江南市、小牧市、稲沢市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、愛西市、清須市、北名古屋市、弥富市、みよし市、あま市、長久手市、西春日井郡豊山町、丹羽郡大口町、丹羽郡扶桑町、海部郡大治町、海部郡蟹江町、海部郡飛島村

【岐阜県】
岐阜市、大垣市、高山市、多治見市、関市、中津川市、美濃市、瑞浪市、羽島市、恵那市、美濃加茂市、土岐市、各務原市、可児市、山県市、瑞穂市、飛騨市、本巣市、郡上市、下呂市、海津市、羽島郡岐南町、羽島郡笠松町、養老郡養老町、不破郡垂井町、不破郡関ケ原町、安八郡神戸町、安八郡輪之内町、安八郡安八町、揖斐郡揖斐川町、揖斐郡大野町、揖斐郡池田町、本巣郡北方町、加茂郡坂祝町、加茂郡富加町、加茂郡川辺町、加茂郡七宗町、加茂郡八百津町、加茂郡白川町、加茂郡東白川村、可児郡御嵩町、大野郡白川村他、岐阜県ほぼ全域

【三重県】
いなべ市、桑名市、桑名郡

 

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