シロアリの生態をよく理解して、適切に駆除、予防する

 

シロアリ 生態をよく理解して、適切に駆除、予防する

 


 シロアリの生態をよく理解して、シロアリを適切に駆除、予防する仕組みを考えてみましょう。
仕組みが分かれば、仮に悪徳業者と対峙することがあっても、騙されずに退治できるでしょう!

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」とは、中国の儒学者である孫子の言葉ですが、まさにそのとおりです。
敵(シロアリ)を知り、己(自分の知識、我が家の環境など)を知れば、シロアリも怖くないし、シロアリ業者も怖くない、ということです。

ではまず、以下にシロアリの主な生態を箇条書きにして、それぞれ大まかに解説して参ります。



<シロアリの生態>


・シロアリは、そもそも「アリ🐜」の仲間ではない。

シロアリは、実はゴキブリの仲間ではありますが、決してアリンコの仲間ではありません。アリはハチなどと同じ仲間で、「ハチ目」に属し、今から1億年くらい昔に祖先が誕生しています。

一方シロアリは、「ゴキブリ目」に属し、3億年くらい前にゴキブリから派生して祖先が誕生しています。シロアリは地球上で初めて、仲間どうしが助け合って組織的に活動した生き物と言われています。
(王様、女王様をピラミッドの頂点として、その下に支配者階級の兵隊アリがいて、下層の働きアリがいて、という)
これらの見た目の違いで分かりやすいのが、腰の部分のくびれです。ハチやアリはキュッとウエストがくびれてますが、シロアリは全然くびれてません。


・シロアリは密閉されてないと生活できない。「蟻道」

よくお庭に放置されているコンクリートのブロックや大きな石を持ち上げてみると、中に小さい虫やら幼虫やら居たりしますが、シロアリは基本的にあのようなカンジで密閉されていないと生活できません。

どういうことかと言いますと、土の中から樹の臭いなどを嗅ぎ付けて、床下に上がってきますが、シロアリは先述のとおりあまり外気に触れては生きられませんので、「土」からコンクリートを介して家の「柱」までを何とか土の中みたいにしなくてはいけません。

そこで登場するのが、写真のような蟻道です。蟻道は、要は土と柱を結ぶトンネルです。働きアリ(職蟻)が基礎の内側沿いの土から顔を出し、基礎の上の柱まで、水分や体液と土で一生懸命に土を固めてトンネルを作り上げていきます。そして柱をバリバリと食いながら中に侵入していき、同時にまた土を盛って、巣を作ります。



ですので床下に蟻道があれば、柱のどこかが食害されている可能性があります。(昔に作られた残骸の場合もあります)


・日本では基本的に2種類のシロアリが支配的です。「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。

ヤマトシロアリは日本全国、北は北海道の名寄(旭川よりも北)あたりから南は沖縄まで、広く生息しています。

またイエシロアリについては寒いところには見られず、北緯35度から36度あたりのラインよりも南側の比較的暖かい地域に生息しています。

両種の細かい生態は次項でご説明します。

 

ヤマトシロアリ 生態


 次にヤマトシロアリに特化した生態についてです。
ヤマトシロアリは上記のとおり、ほぼ日本日本全域に生息しており、日本で最も知名度が高いのではないでしょうか。


<ヤマトシロアリは家を倒壊させられない!?>



しかしながら、例えば「地震で倒壊した家屋を見ると、柱がシロアリに食われていた!」というニュースを見かけますが、このような家が倒壊するほどの食害は、ヤマトシロアリではあまりありません。確かにヤマトシロアリも食害をしますが、数ヶ月という短いスパンで柱がスカスカになったり、1階の天井ほどの高さまで食害されるということは稀です。
(次章で詳しくご説明しますが、その犯人は大概イエシロアリです。)

言うなれば、ヤマトシロアリはあまり大所帯では活動しない、少数精鋭部隊です。ひとつの集団でのヤマトシロアリの数は、数万匹というレベルです。



これだけ聞くととても多いような気がしますが、一方のイエシロアリの方は百万匹レベルの集団ですので、何となく少ないのがお分かりいただけると思います。

というように、シロアリとしては少ない数で分散して活動しますので、食害の規模としてはあまり大きくありません。

ヤマトシロアリの種の本能として、恐らく「大勢で固まって活動してると、集団ごとマルっと駆除されたら子孫が反映できない」というようなプログラムがあるんでしょう。
生き物の最優先次項は、子孫繁栄(断絶防止)ですもんね。



ですので、ヤマトシロアリの巣に外敵が侵入した場合、兵隊アリ(兵蟻)1匹だけ残して、みんな逃げて行きます。もちろんその兵蟻さんは犠牲になってしまいますが、種の本能(≒考え方)として、大勢(の存続)のために一部の子は犠牲になるのが当たり前、ということなのです。

 

イエシロアリ 生態


 次はイエシロアリに特化した生態についてです。
前章まででもご紹介しましたが、イエシロアリは日本国内では南の方に生息しており、一つの集団が百万匹というレベルの数で活動します。



この一つの集団というのは、1軒の家の床下に巣を作って柱をかじっている集団が百万という意味です。ただしイエシロアリの集団であれば、どの集団にも必ず百万匹いると言う意味ではありません。

イエシロアリはヤマトシロアリと違って、あまり数を分散させて活動はしません。


例えば家が3軒並んで建っているとして、2軒目の地中に本巣があって、2軒目の床下と1軒目の床下にその分巣が存在するというネットワークを持っていたりします。
そのネットワーク全体で百万だったり、一つの巣がそうであったりします。


そしてヤマトシロアリと比較してイエシロアリは、床下に巣を作られた場合の被害は大きいです。何せ数が半端ないですから、被害額も格段に高いです。(普通にゼロが1個多くなります)

よって、ヤマトシロアリは発見した巣(と住んでるシロアリ)を駆除すれば一旦事態は収束ですが、イエシロアリの場合は見つけた巣を1個駆除しても、それが分巣であった場合は、地中から本巣や隣の分巣のイエシロアリたちがまたやってきます。(これはシロアリ業界で言う「再発」です)

そもそも、もともと巣があったということは、その家の床下はシロアリが営巣するのに適している環境であったわけですから、そうなりますね。

というわけで、イエシロアリは巣系の調査をして(単巣なのか、分巣があるのか)、そのネットワークごと壊滅させるのが必須になりますが、今日びの普通の業者では無理でしょう。

しかし、薬剤のページにて詳しくご説明しますが、こういったケースでも比較的 壊滅させやすい薬剤がありますので、ご安心を。




※本サイトは以下の地域を念頭において記載しています。
また下記の地域は、概ねイエシロアリの心配をしなくてもいい所が多いです。幸いなことに。


【愛知県】
あま市、 愛西市、 一宮市、 稲沢市、 海部郡、 岩倉市、 犬山市、 江南市、 春日井市、 小牧市、 瀬戸市、 清須市、 西春日井郡、丹羽郡、津島市、日進市、 尾張旭市、 北名古屋市、 名古屋市 港区、 名古屋市 守山区、 名古屋市 昭和区、 名古屋市 瑞穂区、 名古屋市 西区、 名古屋市 千種区、 名古屋市 中区、 名古屋市 中川区、 名古屋市 中村区、 名古屋市 天白区、 名古屋市 東区、 名古屋市 南区、 名古屋市 熱田区、 名古屋市 北区、 名古屋市 名東区、 名古屋市 緑区、 弥富市、海部郡蟹江町、北名古屋市、大府市、東海市、

【岐阜県】
安八郡、 羽島郡、 羽島市、 海津市、 各務原市、 関市、 岐阜市、 瑞穂市、 多治見市、 大垣市、揖斐郡、

【三重県】
桑名市、桑名郡、

 

 

 

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