シロアリ予防費用が高い理由は実はコレです!

 

シロアリ予防費用が高い理由

 

シロアリ予防費用が高い理由

日本しろあり対策協会の規定する、防除施工標準仕様書どおりに作業しています!

とか

しろあり防除施工士の資格を持っていない業者には気を付けましょう!

と言っている業者は悪い業者ではありませんが、以下の可能性があります。

・あまりシロアリの生態や、予防/駆除の意味や、薬剤の意味/効能を理解していない。

・上記をあるていど理解しているが、お客さんのことよりも自分の利益を優先している。

これはどういう意味か?をこれから順にご説明します。
現在、日本しろあり対策協会という社団法人の団体はありますが、これは国家機関ではありませんし、同じくしろあり防除施工士も国家資格ではありませんので、この協会に属しているか否か、この資格を持っているか否かは、シロアリの予防/駆除をする上では関係ありません。
ちなみにしろあり防除施工士免許という業者がいますが、これはただの資格であり、免許ではありません
漢字検定の3級持ってます、等と同じです。

そしてこの協会に属している業者(入会金や年会費が発生しますので、個人業者で登録しているところは稀です、主に大手の業者、またはそれに次ぐ規模の法人が主です)や、協会が認定する資格を持っている業者は、この協会が規定する防除施工標準仕様書という標準に基づいて作業することを義務付けられています。

実はこの防除施工標準仕様書というのが、結果的にお客さんが支払うシロアリ予防/駆除の金額を跳ね上げている要因の一つになっているのです。
その理由は、大きくは以下の2点です。

仕様書に書かれた作業内容がシロアリの生態に合っていないため、余分なお金がかかっている
・仕様書に書かれた作業内容が実際に作業する上で、現実的ではないため、余分なお金がかかっている。

ということです。上記2点の詳細は次章にてご説明します。
ただお客さんの立場からすれば、よく分からないけど、

協会に属している、

とか

資格を持っている

というと何となく信頼できそうな気はしますよね。
しかし先述のとおり、実際はこの仕様書、引いては日本しろあり対策協会という団体が、実はシロアリ予防/駆除の工事金額を高額にしている一要因になっているのです。

 

シロアリの生態に基づく作業方法を理解している業者であれば、読めば分かりますが、この仕様書を作成した人は、現場でシロアリの予防/駆除作業をしたことないのかな?と疑ってしまいます。
シロアリに限らず、役所、会社などの組織でもありがちですが、事務方の人間はあまり現場のことを知らない状態で、書類を作成する傾向がありますので、本件のような事態になるのだと思います。

 

また別の考え方をすると、シロアリ業者のレベルにも色々あり、シロアリの生態や作業方法を理解している業者もいれば、あまり知識、技術も無い(知識、技術を持っているつもりになっている)業者もいますので、そういったさまざまレベルの業者が同じように作業できるようにするのが、この仕様書(標準)の目的かと思います。
そうなるとあまり難しいことを書いても、後者のような業者では理解/実行できませんので、結果的には、目的であるシロアリの予防/駆除を全うできず、下手をすればお客さんに訴えられることになりますので、現状のように書かざるを得ないのかも知れません。

 

では次章にて、防除施工標準仕様書のどういった点が、シロアリの生態に合っていないのか、どういった点が現実的ではないのかを具体的にご紹介していきます。
そして最終的に、それがなぜ金額を跳ね上げている要因になるのか?についてご説明します。

 

 

しろあり防除施工標準仕様書が現実的でない理由

この仕様書を書いたのが、しろあり対策協会のどういった方なのか分かりませんが、現場において、あまり現実的ではない作業や、あまり意味のない作業を具体的にご紹介します。

 

<せっかくのベタ基礎にわざわざシロアリの侵入口となる穴を開けさせる>

 

とにかく薬剤をまけばそれで万事解決と思っているのでしょう。ですからせっかくのベタ基礎に、わざわざ穴まで開けさせて、その中に薬剤を注入せよ、というのですから。

そもそもコンクリートに、例えば1mおきに穴を開けたとして、そこから少々の圧力をかけたところで、思うように薬剤は地中には浸み込んでいきません。せいぜい縦横に10cmていど浸み込めばマシな方です。

ですから1mおきに穴を開けても、理論上は1mのうち90cm程度は、薬剤も何もない普通の土の状態ということです。

 

しかもコンクリートに開けた穴は一応は埋めますが、例えば厚さが30cmあった場合、床下側から穴を埋めようとしても、元通りの30cmの厚さまではコンクリートは埋められません。薬剤と同様、思うようには埋め込むことができないのです。

となると、ベタ基礎の底側から見ると、穴を開けたところは途中までしか埋まっていないので、結局シロアリからすれば穴が開いているのと同じなのです。シロアリは隙間や穴といったものが好きですから、地中にシロアリがいた場合、そこからカリカリとコンクリートをかじられて、運が悪ければ床下に侵入されます。

「でも穴の周りには薬剤があるじゃないか!」と思われるかもしれませんが、シロアリの勢力によっては十分に突破されます。しかも思うように薬剤がしみ込みませんので、シロアリ業者が「まぁ適当でいっか!」などと思って作業していたら尚更です。

 

ということで、この章の冒頭の繰り返しになりますが、この防除施工標準仕様書を書いたのが、しろあり対策協会のどういった方なのか分かりませんが、現場において、あまり現実的ではない作業や、あまり意味のない作業が多いというのは、こういったことです。

 

しかも一般的な業者は、このような点に疑念すら抱いていないのが現状です。それだけ知識や経験の少ないシロアリ業者が多いということでしょう。

 

 

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